「デジタル」と
「マーケティング」の力で、
地銀の業務革新を支援したい

代表取締役社長

滑川 周平

  • 代表取締役社長 滑川 周平

    銀行のデジタル広告運用内製化の支援

    設立以来、さまざまなプロジェクトに取り組み、試行錯誤を重ねてきました。わたしの中で大きな転機となったのが、「銀行のデジタル広告運用内製化の支援」でした。

    一般的には広告代理店に任せることを自分たちで行うことで、外部にあった「運用データ」と「ノウハウ」が貴重な資産として自行内に蓄積されていきます。これが実現できれば、マーケティングの精度を高められます。

    内製化のメリットは明確に「データの資産化」「圧倒的なPDCAのスピード感」「費用対効果の最適化」の3点です。

    「データの資産化」は前述の通りです。

    「圧倒的なPDCAのスピード感」とは、管理画面を見ながら即座に「このバナーを変えよう」「この出稿は止めよう」と判断できる。リアルタイムで運用し続けることで、広告のパフォーマンスは加速し続ける。そして「費用対効果の最適化」が成されていく。

    最初は、やはり現場の戸惑いもありました。そこでまず、提携パートナーの力も借りながら勉強会を実施。

    内容はマーケティングの基礎やフレームワークの学習からデジタル広告の仕組みなど。並行して広告アカウントの準備や既存の代理店さんとの引き継ぎなど地道にひとつひとつ準備をしていきました。内製化を開始し、成果が出るにつれて「やってよかった」という声に変わっていったのです。

  • 代表取締役社長 滑川 周平

    デジタル人財を育成

    フィンクロス・デジタルの特徴の一つとして、「人を育て、知見を共有する」点があります。将来的な銀行での内製化を見据え、知見はオープンに、ノウハウは惜しみなく開示する。それが私たちのポリシーです。

    デジタル技術の進化が激しい今、変化に適応し続けるためには、「内製化」を推進することが不可欠です。私たちは、各銀行が自走できる環境づくりを支援したいと考えています。

    例えば、ECサイトの構築も、単にシステムを提供するのではなく、銀行員の方々が商品追加やコーディングまでできる仕組みを整えています。ホームページのリニューアルにおいても、ウェブ制作のディレクションを実践的にレクチャーしながら進め、スキルを銀行内に定着させることを重視しています。

    提携行へ向けて、5日間のデジタルマーケティング短期集中勉強会を開催しました。デジタルマーケティングやウェブデザインの基礎を学ぶ場をつくり、その内容を撮影・アーカイブ化し、「フィンクロスキャンプ」という独自のデジタル学習コンテンツで提供。提携行全体で活用できる仕組みを構築しました。

  • 様々な地域の地銀をつなぐハブとして
    地銀の新たな未来を描く

    デジタル広告運用内製化で、大きな経済効果を生み出すことに寄与することができた。この経験が、「デジタル」と「マーケティング」に軸足を置くきっかけになりました。

    地銀の実態に即した本質的な変革ができる。そして成功モデルを横展開することができる。このような仕組みも、フィンクロス・デジタルの強みです。

    すべての地銀が同じ課題を抱えているわけではありません。文化や地域性、重点を置く領域はそれぞれ異なり、進め方ひとつ取っても違いが生まれます。異なる価値観や戦略をどう結びつけ、最適な形へと調整するか。そこにも、フィンクロス・デジタルの「ハブ」としての役割があると考えます。

代表取締役社長

滑川 周平

浦和高校卒業。早稲田大学入学後すぐに、マーケティング事業で起業。
大学卒業後、アクセンチュア株式会社に入社し、上場企業へのコンサルティングに従事。グローバル最高評価(世界上位5%)の「At the Very Top of Peer Group」を取得。
その後、再度起業し、これまで10社以上の法人を立ち上げ、経営すると共に、顧問・社外取締役として多くの企業の経営・マーケティングに携わる。
2018年、フィンクロス・デジタル取締役に就任。2024年、同社代表取締役社長に就任。